動物の行進
起きている間は震災のことが頭から離れないのだけれど
寝ている間は 幸せなことに楽しい夢をみていた。
ー夢の中では、よく見かける動物の行進、という設定だった。
先頭が白いやぎ、続いてふわっふわの長毛の白い犬、大人の黒猫
同じく黒い子猫が4匹、そしていちばん後ろが焦げ茶の大きなとら猫。
長毛の犬は二足歩行だった。
この8匹がいつも同じ順番で一列に並びまるで行進しているかのように
あっちこっちへ移動する。
かわいくて、もうたまらなくて近づきたいけれど、彼らは
野生の動物のように、人間とは距離をおいて生きている。
一匹一匹が自立した顔つきをしていた。
それがとても魅力的だった。
職場で仲の良いMさんと一緒に 彼らの行進を見ていたら
赤いタータンチェックのプリーツスカートをはいた女子高生が
動物の行進を指差し 気持ち悪い!と石を投げた。
私とMさんは怒りだし、女子高生達を叱りにいくところで 目が覚めた。
起きたときは 悔しい思いが残っていた。
なぜ? 行進をする理由が知りたい。